2019年06月18日 ライター:

WEB連載~もっと知りたい漢方のこと~ 第3回『不妊には漢方薬が効く!?~子宝漢方相談~』

子宝漢方って…?

年々増加傾向にある女性の「不妊」問題。風のウワサで、不妊に悩む女性が漢方を服用して子宝に恵まれるケースが増えていると聞いた。30歳目前のお年頃NarakkoスタッフA子は他人事と思えず、開局以来15年、多くの女性の心と体のお悩みに寄り添い、解決に向かって共に歩み続けてきた「一陽館薬局」のかしたに先生にお話を伺ってきました

Narakko!スタッフA子

20代も終盤のお年頃。
今のところ結婚の予定はありません!
でも将来に向けて興味深々!

一陽館薬局 かしたに先生

女性のための漢方相談を専門とする
一陽館薬局を代表する先生。
自らも2人の子を持つ、働くお母さん。


最終手段ではなく、始めの一手に漢方を

A子:「お忙しい中お時間をいただきありがとうございます。本日は宜しくお願いします」

先生:「宜しくお願いします」

A子:「漢方が不妊に効果的だと聞きまして、今回はそちらについてお伺いしたいのですが・・・」

先生:「うーん、そうですね。でも、実は、不妊治療の果てに漢方にたどり着く方が多いのが現状です」

A子:「???どういうことでしょうか」

先生:「不妊に悩む女性はたくさんいらっしゃいます。そして、不妊治療というのは時間も体力もお金も、物凄い量を消費することなんですね」

A子:「は、はい」

先生:「一ヶ月に一度しかないチャンスのために、毎日のように病院へ行き、診察時間を待ち、注射を打ち、薬を飲み続ける。仕事を抜けて通院するわけですから、人の目も気になる。自分の仕事も進まない。」

A子:「治療中心に生活を考えないといけないくらいになってしまうのですね」

先生:「2、3年の通院で不妊治療にかかる費用は30~80万といわれています。これだけつぎ込んでも、2、3割しか妊娠に成功しないのが現状です」

A子:「夫婦で全開で働いて、貯金を切り崩して・・・。続けることも難しいですね」

先生:「そう。どうしても女性の体にはリミットというものがあります。そうしているうちに歳を重ねて、ダメもとで私たちのところへ相談にこられる方が多いんですね」

A子:「なるほど・・・。不妊治療の果てに、最終手段として漢方を試しにくる方が多いと」

先生:「そうなんです。そうではなく、先ず漢方を試していただきたいんですよね」

視点を変える

先生:「言いたいのは、順序が逆ですよということなんです」

A子:「漢方を試してから、不妊治療を受けてくださいということでしょうか」

先生:「そうです。先ず漢方で自分の体調の不調を整えて、健康な状態になってから、それでもダメなら治療にあたって欲しいんです。不妊は病気ではなく、体質だったり、身体の状態のことを指します。」

A子:「治す治さないの話ではないと」

先生:「そうです。妊娠を考えるならば、妊娠できる体を自分がつくっていくという意識を持って、体の管理をもう少しきちんとすべきだと思います」

A子:「それを手助けするのが漢方なんですね」

先生:「そう。生理痛や冷えなど女性のお悩みは色々あるけれど、病気じゃないから食生活やストレス軽減などで改善できますね。そういう努力だけでは改善できない部分を、漢方で手助けしてあげるんです」

A子:「ふむふむ」

先生:「そもそも、女性の身体は妊娠できるようにつくられているので、妊娠できないのだとしたら、そこには理由があります。だから、元のできる状態に回復してあげるという考え方です

A子:「そういう視点を持つと、考え方が変わりますね」

先生:「そう。治療を受けたあと、できないできないと思い込んでる人が相談にくることが多いので、まずこういう話からさせていただくんですよ」

A子:「なるほど…」

不妊と社会的背景

先生:「不妊に悩む夫婦が増えている背景には、男性側にも大いに要因があります

A子:「どういうことでしょうか」

先生:草食系というか、優しい男性が増えました。忙しい人が多く、ストレスも多い。そういう時代です。そうなれば、男性の分身である精子が元気が無いのも、そりゃ、当たり前なんですよね」

A子:「そういう、時代の雰囲気というか、社会的背景も大きく関わってくるんですね」

先生:「そうですね。同じことが女性にも言えまして。そもそもの部分が崩壊してしまっているのに、どこを治療するというのか、という話なんです」

A子:「もっと根本的なところから治していく必要があると」

先生:「そうです。不妊の定義って、“健全な男女が一年間妊娠を望んで生活をして妊娠にいたらない場合”を差すんですが、もう、冒頭で躓いてしまっていますよね。そもそも、自己の身体が健全ではない

A子:「こ、これは…考えものですね…」

かしたに先生と漢方

先生:「全国を見れば素晴らしい先生がいっぱいいると思いますが、よかったら不妊でお悩みの奈良の人はこちらに来て欲しいです。おこがましいかもしれませんが、私が居ながらにして奈良の女性が不妊に苦しんでいることは由々しきことなんです」

A子:「た、頼もしいです・・・」

先生:「幸せになるために、幸せな妊娠出産を目指してほしいです。全てを漢方で解決できるとは思っていないですし、もちろん治療の必要な人もいる。漢方と治療を併用すべき人もいる。先ず、課題を見つけるためにお越しいただきたいんですよね」

A子:「かしたに先生はなぜ漢方薬を扱うことを選ばれたのですか?」

先生:「そうですね…。薬剤師は医者の指示通りにしかお薬を処方することできないのですが、私はそこも自分で関わりたかったんですよね。漢方は自由に扱うことができるので」

A子:「なるほど」

先生:「そして、自分が家庭を持ったときに、家族の中での自分の役割を考えました。女性であり、主婦であり、1人のメンバーであり。家族を守るという視点から、家族の体調管理をしてあげられることが自分の強みだと思いました」

A子:「はい」

先生:「社会的な役割においても、いざ、薬局をしますというときも、女性が薬局をすることを考えると、より女性専門性の高い分野で、お客さんと距離の近い対応ができるのが私の強みだと考えました」

A子:「家庭における自分の役割と、社会における自分の役割を考えられたときにたどり着いたのが漢方だったということですね」

一陽館オリジナル「桃福宝」

桃福宝 各16,200円(税込) ご購入はHPにて

先生:「漢方を扱うようになった18年ほど前、当時は不妊という言葉も聞くことがなかったですし、婦人科の敷居も高かったんです。それからだんだんと時代が変わり、一陽館のお客さんも増え、認知されるようになったので、店舗までこられるのが困難な遠方の方向けに手軽にきちんと体づくりに取り組むための方剤をつくりました

A子:「こちらの、桃福宝(とうふくほう)ですね」

先生:不妊に悩む方は、生理の質を改善するということはほとんどの皆さんがやらなくてはいけないことなんです。なので、遠方からわざわざ足を運んでいただかなくても購入していただけるように、インターネットで買えるようにしました」

A子:「先生が調剤されたんですか」

先生:「はい。まず赤玉と黒玉を先につくりました。妊娠するのに必要なのは健康な子宮と卵巣です。赤珠で子宮の血流を改善して、黒珠で卵巣の働きを高めます碧珠は後発なのですが、こちらはいわゆる高齢出産を目指す方を助けるために、生殖力の衰えを改善する働きをします」

A子:「それぞれに効能が違うのですね。」

先生:不妊治療は保険適用外の部分も多く、高額の自己負担が生じます。一回の注射が1万円だとすると、桃福宝の服用は不妊治療に比べればお手ごろで、通院にかかる時間も費用も必要ありません。桃福宝の購入に関しても、電話相談を承っております」

今日何食べようかな~という気持ちで漢方を

先生:「漢方は身体に悪いところがないと踏み込めないというイメージが強いかと思います。ですが実際はもっと手軽なもので、食べ物の延長みたいなものなのです。“今日は暑いしさっぱりしたものが食べたいな”という感じで、“ちょっともやっとした気分だからこれを飲もうかな”という感じで服用してほしいです」

A子:「そう言われるととても気軽なもののように思えてきました」

先生:「病気になる前の、今日の不調を今日治すことができるのが漢方です。放っておくから病気になる。病気になってしまったら、病院に通ったり、友人の誘いを断ったりしなくてはならなくなります。人生の時間を有効に使うためのアイテムになるんですよ」

A子:「素敵な視点ですね」

先生:「最初こそ来店していただいたり、電話をかけていただいたりして悩みに合わせた漢方をお出ししますが、一度使い方を覚えたら、自分で自分の体調に合わせて漢方を飲むことができるようになるんです。長くお越しいただいている方は、そのひとに必要な漢方を数種類お手元に持っていらっしゃいます。自分らしく、自由につかってほしい。自分で自分の体調に合わせて漢方を選べるようになるのっていいでしょ。日常的な不調はその日のうちに漢方で治せるんですよ」

A子:「なるほど、不妊の原因も、遡れば日々の不調にたどり着くのかもしれませんね」

先生:「そうです。漢方は、“そもそも”の部分に働きかけることができるものなんですよ」

スタッフA子の感想

今回、「漢方薬が不妊に効果がある」という視点でお話を伺いに行かせていただきました。でも、先生の話を聞くうちに、漢方薬が直接効果を発揮するのではなく、漢方薬が健康な身体を取り戻す手助けをし、結果、その健康な身体が女性が本来持つ「妊娠する能力」というものを存分に発揮できるようになる、ということが分かりました。店舗に置いてある「お客様の喜びの声」に目を通しても同じ意見がたくさん見られましたが、エネルギッシュなかしたに先生と対面してお話をするだけでなんだか元気になったような気がしました。根強いファンが多いのも納得です…。先生、この度は貴重なお時間を本当にありがとうございました。


女性のための漢方相談「一陽館薬局」とは?

一陽館では、“人間が本来持つ力を、自然の力によって引き出し、整える”という、もっとも歴史の長い「古方派漢方」をベースに、西洋医学の「対症療法」ではなく、体質そのものを改善する「原因療法」を目指します。

漢方の一陽館薬房 学園前店
〒631-0036 奈良市学園北1丁目1番11号 イヴビル1階 
電 話 0742-51-6855
時 間 10:00~18:00
定休日 木曜・日曜・祝日

漢方の一陽館薬局 八木本店
〒634-0078 奈良県橿原市八木町1丁目11番7号
電 話 0120-50-9301
時 間 10:00~18:00
定休日 木曜・日曜・祝日


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